「なぜコレガレストを始めたんですか?」
ありがたいことに、そんな質問をいただくことがあります。
今では自家焙煎のコーヒーを提供し、お店を営業していますが、最初から「自分のお店を持ちたい」と思っていたわけではありません。
ただ、気づけばコーヒーに惹かれ、学び、向き合う時間が少しずつ増えていきました。
そして、その積み重ねが「コレガレストを始めよう」という決意につながっていきます。
今回は、私が開業を決意するまでのお話を書いてみようと思います。
なぜ開業しようと思ったのか
まずわたしは、1話でお話ししたように
バリスタになろうと決意してからは東京に行き、専門学校に通いました。
この時にはまだコーヒー屋さんになるんだ!という気持ちはなかったと思います。
コーヒーのことは右も左も分からないど素人。
とにかくバリスタという職に就きたいの一心だったと思います。
東京にいる間に、フレンチカフェ、イタリアン、コーヒー専門店と
様々な飲食形態のバリスタとして働きました。
そうしたさまざまな場所での現場経験や、私がカウンターに立っているからと
お店に寄ってくれるお客様を目の当たりにして
少しずつ、自分のお店を持ってみたいなあ。
自分が作り出したものでお客様を笑顔にできたらなあ。という思いから
自分のお店を持とう!持つなら目標は30歳までに!
と独立の目標に向けて動き出しました。
なぜ会社員ではなく自営業だったのか
バリスタという職業に就き、
東京最後の職場「Paul Bassett」では
社員として働いていましたが、
Paul Bassettの卒業生はとにかく独立者が多い。
そして有名店が多い。そしてみんなお店を存続させている。
ただただ、そんな先輩たちのようになりたいと
憧れを持つ気持ちが強くなりました。
自分の城を構えてお客様に愛されるお店、人、空間を
自分も持ちたいと。
それを実現するためには会社員ではなく、
独立することが絶対条件になってきます。
ただ、私の性根はとっても頑固。
こうしたい!と思ったことはやりたい性格。
その思いを叶えるために自営業を選びました。
なぜコーヒーだったのか
バリスタという職業に魅了されたこと、
コーヒーという液体に深く興味を持ったこと。
もちろん大部分はこの2つですが、もう一つ大きな理由があります。
東京でスペシャルティコーヒーの美味しさや
産地個性によって味わいが全く異なる面白さ
そんなコーヒーのことを学んでいざ地元旭川に帰ってくると
スペシャルティコーヒーのお店があまりありませんでした。
中には、スペシャルティコーヒーと謳っていても
全く別物や、私が学んできたコーヒーへの向き合い方と違うと思ってしまうお店が多い印象を受けました。
”コーヒー”とはひとえに、「苦くて、濃い飲み物」ではない。
ということを多くの人に知って欲しい。
知った上で、自分に合うコーヒーなのかを判断して欲しい。
と思いました。
美味しいものを知らずに過ごすのはもったいないですからね。
開業前の不安
開業するにあたり、わたしは”日本政策金融公庫”から
資金を融資してもらいました。
融資をしてもらうにあたり、どんな資料が必要なのかなど
勉強はしていましたが、初めてのことばかりで不安がいっぱい。
実際にオープンさせたときにお客様は来てくれるのだろうか。
勤めてお給料を貰うというものがなくなり生きていけるのか。
お金のこと、生活のこと、事業のこと。
さまざまなことに不安はありましたが、不安よりも
ワクワクしていた気持ちの方が勝っていたと思います。
準備期間
独立を真剣に考え始め、動き出したのが2019年。
コーヒー屋で勤めながら隙間時間に
カラオケのアルバイトと、短大の時に取った資格を活かし
介護の夜勤の仕事をして、お金を貯め始めました。
もちろんその前から少しずつお金を貯めていましたが
働いたお金のほとんどを貯金に回し、貯まった通帳残高を見て
自分を鼓舞していました。
そんな中で2020年の3月に”コロナ”が流行し、
このままでは独立できない。と頭を抱えていた時に
しゅうたくんから「キッチンカーから始めるのはどうか」と
アドバイスをもらい、店舗を構えたかった気持ちも大きかったので
とても悩みましたが、毎日キッチンカーを始めた時のメリットなど
プレゼンを聞いているうちに「よし。キッチンカーから始めよう」と決意しました。
必要書類の準備やキッチンカー製作会社との連絡など
一緒に作り上げてきてくれたのが、しゅうたくんです。
実際に事業が走り出した時に使用する豆はどうするか、
どんなコーヒー豆がお客様に受け入れられるのか。
お店の名前は何にしようか。
コーヒーの他にはどんな商材を扱っていこうか
そんな話を勤務時間後に夜な夜なミーティングをしたのを覚えています。
そうした準備期間を経て、キッチンカーを開業しました。
次回はキッチンカー開業編を書いていこうと思います。
隙間時間に読んでくれたら嬉しいです!
当時は想像もしていませんでしたが、現在は北海道旭川市で自家焙煎したコーヒーを販売しています。

